2020/4/11にozakitaiiさんが投稿されたTale『お金はね』は、低品質な翻訳とみなされ、2022/3/22に削除されました。
以下は低品質な翻訳とみなした理由です。なお、こちらは報告者であるTobisiroさんによるコメントを使用させていただいています。
訳抜けと思われるところは青字で、誤訳思われるところは赤字で示しています。
Приветствую вас, мои маленькие друзья.
こんばんは、私の小さな友人さん。
Приветствую васは、時間帯を指定する挨拶(おはようなど)ではなく、挨拶は勿論のこと、人を歓迎するニュアンスでも利用されます。
そしてこの場合はミート・サーカスについて話を始めようと言っているので、歓迎のニュアンスを利用した方が適切かもしれません。
訳案: ようこそ、私の小さな友人さん。
Сейчас я расскажу вам очередную занимательную историю о нашем Мясном цирке.
我々ミート・サーカスについて、もう1つ面白い話をしましょうか。
Сейчасが訳抜けしています。
訳案: これより、我々ミート・サーカスについて、もう一つ面白い話をしましょうか。
Нам постоянно приходят письма с вопросами от наших юных фанатов, мы их все прочитываем и выбираем самые интересные, чтобы ответить на них в нашей передаче.
私たちは常に若いファンからのお便りを受け取り、一番興味深いものを選びます。
на них в нашей передачеが訳抜けしています。
訳案: 私たちは常に若いファンからのお便りを受け取り、一番興味深いものを選び、番組内でお答えしています。
Сегодня мы прочтём письмо маленького Филиаса фон Га…, Филиаса фон Ге…, хм, Филиаса фон фамилия неразборчива, из седьмого блока. Так вот, юный Филиас пишет:
今日はの質問は第7ブロックから、フィリアス・フォン・ガ…?フィリアス・フォン・ゲ…?フィリアス・フォン・…うーん、名字が判読できない、では…フィリアスさんから。
誤字。今日「の」だと思われます。
маленький、прочтёмが訳抜けしています。
письмоの意味は手紙であり、この文章内に「質問」を意味する単語がないと思います。手紙を質問と意訳しているのかもしれませんが、前文でお便りに答えていると言っているので、「お便りは」としても問題なく通じると私は考えています。(訳者さんにも譲れないところがあった可能性もありますが)
Так вот, юный Филиас пишет:が、丸ごと訳抜けしています。
訳案: 今日は、第7ブロックの幼いフィリアス・フォン・ガ…、フィリアス・フォン・ゲ…、えーと、フィリアス・フォン、名字のよく分からない方からのお便りを読むことにしましょう。そこでは幼いフィリアスさんはこんな風なことを書いています。
Не, я конечно понимаю, что продажа Творений это о-о-очень прибыльно, но ведь вы просираете большую часть доходов из-за периодических перехватов изделий Фондом, тратите деньги на непрекращающиеся ремонтные работы в Зале Плоти, на дорогие компоненты, на восстановление столовой и смежных комнат из-за постоянных драк и ещё на кучу всего.
いや、もちろん創造物の販売が収益性の高いものであることは理解していますが、財団に商品を盗まれたり、基金を高額な部品に費やし、肉の回廊の修理、絶え間ない喧嘩のために食堂や隣接する部屋の修復など、収入の半分以上を無駄にしています。
ведь、периодических、непрекращающиесяが訳抜けしています。
訳案: いや、勿論創造物の販売が収益性の高いものなのは分かるのですが、結局のところ財団に定期的に商品を盗まれて、資金を高額な部品に費やし、肉の回廊の絶え間ない修理に、終わらない喧嘩のために食堂や隣接する部屋の修復などで、収入の半分以上を無駄にしてしまっています。
Причём пятнадцать процентов расходов висит только на нашем вселюбимейшем, всекрасивейшем и всемудрейшем шефе.
しかも、経費の15%は、最も愛され、最も美しく、最も賢明な私たちのボスに渡っています。
виситは、負担するという意味で使われているものと思われます(英語のhangに該当するため)。
訳案: しかも、経費の15%は、最も愛され、最もハンサムで、最も賢明な私たちのボスが負担しています。
Видишь ли, мы, как и все великие творцы, зарабатываем не на штучных произведениях.
私たちは他の有名なクリエイターと同じように、作品では儲からないのです。
штучныхが訳抜けしています。
訳案: 私たちも他の著名なクリエイターと同じように、一点物の作品では儲からないのです。
Да, я говорю о "халтурках", или левых заработках.
「ハックワーク」、つまり左翼的な収入でお金を得ています。
日本語として不自然です。「収入」と「お金を得る」は同義に近いため、収入を得る、お金を得るのどちらかで意味を表せると思います。
Да, я говорю о が訳抜けしています。
訳案: そう、「ハックワーク」いわば左翼のやり方で金稼ぎをするって話です。
Производство Творений - это очень долгий и затратный процесс, для которого требуется много времени, денег, сил и чудиков.
制作には、多くの時間とお金と労力とクランクを必要です。
日本語として不自然です。(前略)クランクが必要です。または、(前略)クランクを必要としています。と訳した方が自然になると考えられます。
чудиковは恐らく、風変わりな人を意味するcrankをそのままカナ転写したのでしょうが、あまり日本語ではそのまま使わないと思います。
Творенийが訳抜けしています。
это очень долгий и затратный процесс,が訳抜けしています。
訳案: 作品を創るということには、多くの時間、お金、労力、狂人を必要としており、非常に長い時間とコストのかかることなのです。
Так что мы предоставляем огромный спектр смежных услуг для тех, кто может предложить достойную цену.
そこで、私達は手頃な価格で提供し、幅広いサービスを提供しています。
前半部分の文意が取り違えられていると考えられます。前半部分に該当するкто может предложить достойную ценуの部分は、きちんとした(まともな)価格を提示できる人を意味しているものと思われます。
訳案: そこで、私たちはきちんとした価格を提示してくださる方には、幅広いサービスを提供いたします。
Для нас нет слова "нельзя", для нас нет слова "невозможно".
私達には「不可能」という言葉はありません。
нельзяが訳抜けしています。
また、словаには言葉という意味もありますが、約束という意味もあるため、意訳して契約などと訳しても文章の意味や文脈的には問題ないと思います。
訳案: 私たちには「出来ない」契約も、「不可能」な契約もないのです。
Ну и, конечно, существенный процент прибыли приходится на донорство органов, ведь при нашем бизнесе всегда остаются лишние детали.
そしてもちろん、利益の大部分が臓器提供によるものです。
ведь以降の文章が訳抜けしています。
訳案: そしてもちろん、利益の大部分は臓器提供によるものでして、その理由は我々の仕事は常に余計な部分が残っているからです。
Пф, на одной только крови мы заработали около миллиарда.
ふふ、血だけで10億円ぐらい稼いだものですよ。
訳抜けや誤訳などのミスではありませんが、この部分はどの通貨で10億稼いだのかが書かれておらず、円、ロシアの通貨であるルーブル、アメリカをはじめ世界的な取引で使われるドルでは価値が変わってしまうので、通貨の単位を利用せずに訳した方が適切であると思います。
ルーブルと円はほとんど価値が同じですし、これで大きく原文の意味は変わらないので問題ないかもしれませんが。
Все здоровые? Все здоровые.
(該当する日本語訳を発見できませんでした)
この部分に該当する部分が訳されておらず、訳抜けと考えられます。
здоровыеは健康という意味の、Всеは全員、全てにおいてという単語です。
訳案: みんな健康?みんな健康ですよ。
Получите, распишитесь.
(該当する日本語訳を発見できませんでした)
この部分に該当する部分が訳されておらず、訳抜けと考えられます。
訳案: 署名をお願いします。(распишитесьは命令形なので、〜しなさい、してでもいいかもしれません)
また以下は、サイトスタッフで確認した指摘点になります。
原文: Вы - богатый тиран, желающий захватить страну третьего мира, но у вас маленькая армия плохо обученных макак? Не проблема, за скромную плату мы превратим её во всеразрушающую орду четырёхруких горилл-убийц на ядерной тяге.
訳文: あなたは発展途上国を奪おうとする裕福な暴君ですが、訓練されていないサルの小軍隊を持っていることに不満ではないですか?
→「плохо」は「悪い」「下手」の意味合いなので、「訓練されていない」というよりは「訓練不足の軍隊」や単に「ダメな軍隊」と訳した方が良いように思います。
→「不満ではないですか」にあたる単語はなさそうです。後出の対になっている文では、こちらにあたる単語が出てくるため、意訳と言えばある程度通りそうですが判断に迷ってます。
訳案「裕福な暴君であるあなたは、発展途上国を征服しようとしている。だが、持っているのは訓練不足のサルの小軍隊ですって?」
原文: Не проблема, за скромную плату мы превратим её во всеразрушающую орду четырёхруких горилл-убийц на ядерной тяге.
訳文: 問題ありません。私たちは少しの料金で、4つの武器を持った殺人ゴリラの大軍に変えることができます。
→「問題ありません」は意味合いとしてあっていますが、今回は「心配ご無用」や「案ずることはありません」とすると意味が通りやすくなりそうです。
→「четырёхруких」は「4つの武器」ではなく「4本の腕」と思われます。
→「на ядерной тяге」が訳抜けです。
原文: мы вживим пару дополнительных желудков, сердец и ног, укрепим конструкцию, немного пошаманим со вкусовыми рецепторами
訳文: 私たちは胃を追加し、心臓と脚を移植し、構造を強化し、味蕾を少し改造します。
→「желудков, сердец и ног」が並列で、「追加の胃、心臓、脚を移植する」の意味になるのかなと。
(文脈的により良い訳がある気がするため、あまり自信がありません。)
原文: и вуаля, вы можете переводить еду двадцать четыре на семь, получая при этом райское наслаждение от каждого кусочка.
訳文: そうするとたくさんの味を感じ、たくさん食べることが出来きます。
→「двадцать четыре на семь」は「24時間年中無休 / いつでも」の意味ですが、訳に反映されていないように見えます。
2020/4/7にozakitaiiさんが投稿されたTale『3.14』は、低品質な翻訳とみなされ、2023/7/11に削除されました。
以下は低品質な翻訳とみなした理由です。
- Да я тебя слышу, хватит пищать.
「聞こえてるから、静かにしてろ。」
- хватит пищать でこの冒頭のпиという音(声)を止めるように言っているものと思われます。意味としてはピッピッと(いうのは)よせ、という感じかと。(意味としては近いので意訳の範疇かもしれません)
- Забудь, просто забудь. Так вот, доктор, я продолжу. Я с ним сколько себя помню, можно сказать, всю свою сознательную жизнь мы вместе. Я уже к нему привык, но это не меняет его отвратительной сущности. Иногда он делает мне больно, и, в принципе, может убить меня и всех, кто меня окружает, но я ничего с ним не могу поделать.
「あぁいや先生、気にしないでくれ。私は彼と長い人生を共にすごしてきた。慣れてはきたがこいつの機嫌の悪さは変わらない。こいつが時々私を傷つけて、私の周りの人々を殺してしまうのも、もうどうしようもないことだ。」
- 翻訳投稿後、原文が改稿され、訳文と原文が一致していない可能性も考慮し、訳者のサンドボックスに記載されていた訳を参照したところ、そういうわけではなさそうでした。
- 最初の文が訳に反映されていないように見えます。「忘れてくれ、忘れてくれるだけでいい」みたいな感じでしょうか。気にしないでくれ、という部分がこの文に該当している可能性もありますが、ここではこの台詞の人物が取り乱したことを慌ててごまかしているような感じなので、意訳としても大変優れているとはいえないかなと個人的には思います。
- また、二文目もどのように訳に組み込まれているのか分かりません。「じゃあ、先生、(話を)続けますね」みたいな感じの訳と思われます。
- нимは中性単数(имを前置詞と用いているため、нが前についているものと思われる)として今回は性別不明のピッという音をだすものへ使われているのだと思います。それを踏まえると、「彼」という訳し方はちょっと違和感を覚えます。
- 三文目のможно~以降が訳に反映されていないように見られます。「物心ついて以来、今までの人生でずうっと一緒にいると言っても過言ではないかもしれない」といった感じでしょうか。
- 四文目の отвратительный はこの後にсущностьと続いているのも考えると、気味の悪い(意訳して受け入れがたいくらい恐ろしいなどとしても良いかも)本質は~などと訳す方が今回の場合は適切かなと考えます。
- в принципе が訳抜け。原則として、といった意味で使われていますが、意訳して理論上は、などとしても良いかもしれません。また、мо́жноのニュアンスを訳出した方が良いかと。
- Да, он делает это не со зла, хотя я почти уверен, что он на самом деле разумен. Да, многие учёные говорят, что они не разу-мны, это чушь соба-чья, хватит меня достава-ать, да, я настоящий учё-ный, да, они не разу-мны. Но я почти на девяносто семь процентов уверен, что мой - не такой, как все. За долгое время я даже научился его понимать.
「ああ、彼は悪意を持ってやってるのではない、合理的にやってるんだ。多くの科学者がこいつの事を賢くないと言っていたが、それはデタラメだ。私は本物の科学者だからわかる。やつら科学者は馬鹿だ。97%確信した。」
- 一文目のхотя以降が正しく訳されていないものと思われます。「私はこのものが実のところ知性を有していると確信している」のようなことを言っていると思われます。
- разумныйを賢くないと訳出しているようですが、この前の文章を踏まえると、知性を有していないという意味で使われているものと思われます。
- соба-чьяはここではスラングとして使用されており、あんな奴ら(ここではこの人物の大切にしている生命体、を知性がないとみなす人たち)はクソ野郎だ、という意味ではないかと思います。
- 意訳としてみれば間違っていないのかもしれませんが「彼らは(知性を有してないという人は、私こそが真の科学者なので)私に(そのものが)知性を有していないなんて言えるわけがないだろう」ということになるのではないかなと思います。
- 最後の文も、97%確信した以外が適切に訳出されていないように見られます。また原文のЗа以降が訳されていないかと。「長い時間をかけて、私はこのことすら理解できてしまったのさ」となるのかなと思います。
- Ну конечно. Конечно, тот случай не в счёт. Ты никак не можешь.. Ау, чёрт! Твою мать! Доктор, вы это видели? Он меня ударил. Ни с того ни с сего. Просто ударил, когда у него кончились аргументы. Он всегда так делает! А вы говорите, что он не разумен, конечно эта падла разумна! Ну счас я тебе!..
「ああ、確かに。もちろんその場合はカウントされない。そんなことが彼に出来るわけない…くそ!くそ!今見たか?私を殴ってきた。理由もなく。ただ議論が途切れただけなのに。こいつはいつもそうだ!すぐに戻ってくる!」
- конечноはもちろん、と訳した方が良いのではないかなと思います。恐らく、二文目で繰り返し同じ言葉を言っているので。
- Тыは英語で言うyouにあたりますが、この前の台詞はピッと音を発する生物だけなので、このものと会話をしているのだと思います。従ってここでは「君にそんなことどうやってできるって……」のような意味になるものと思います。
- чёртとТвою матьが同じ訳し方をされているようですが、意味的にはТвою матьの方が強いこと、最初の方は殴られたことで発されたことを考えると、別の訳にしても良いかもしれません。
- Ни с того ни с сего は「突然」という意味だと思います。現行の訳も意訳ととれますが、次に続く文章に矛盾しているように感じられました。
- Просто ударилが訳抜けしています。同じことの繰り返しですが、敢えて繰り返して強調していると思われるので、訳出した方が良いでしょう。
- А вы ~の文が訳抜けしているようです。
- 最後の文は「それで私は今、あなたのためにいるのさ!……」と言う意味と思います。
- Прекратите это, вы нас сейчас угробите!
『やめてください!彼を殺す気ですか?』
- 主語を取り違えているように感じられます。これはピッと言う生物に対し使用されており、この生物が殺したいのはнас(мы)と複数形になっているので、ここではこの台詞を言った人物とこの生物と仲が良いと自称している人物でしょう。そう考えると、「我々を殺す気ですか」と訳す方が適切であると思います。
- Забудь, просто забудь. Так вот, доктор, я продолжу. Я с ним сколько себя помню, можно сказать, всю свою сознательную жизнь мы вместе. Я уже к нему привык, но это не меняет его отвратительной сущности. Иногда он делает мне больно, и, в принципе, может убить меня и всех, кто меня окружает, но я ничего с ним не могу поделать.
「あぁいや先生、気にしないでくれ。私は彼と長い人生を共にすごしてきた。慣れてはきたがこいつの機嫌の悪さは変わらない。こいつが時々私を傷つけて、私の周りの人々を殺してしまうのも、もうどうしようもないことだ。」
- 4文目、「отвратительной / 機嫌の悪さ」の訳が気になります。Tobisiro氏が挙げた案である「気味の悪さ」もしくは「不快さ」(およびそれに準ずる語) と訳すべきかと。
- Tobisiro氏の指摘と被りますが、5文目「в принципе (原則として、理論上)」 「может ((可能) 〜できる)」が訳抜け。これらの単語を見るに、「может убить меня и всех, кто меня окружает」は可能性の話をしているものと解釈しています。
なお、3文目のнимは中性単数ではないかという指摘ですが、こちらで確認したところнимは「三人称男性単数 он」の造格形としても用いられる (参考) ほか、後の文でもこの音を出すものを指していると思われる「三人称男性単数 он」が使われていますので、「彼」という訳は (日本語として不自然だとは思いますが) そこまで誤りでもないと判断します。
- Да, он делает это не со зла, хотя я почти уверен, что он на самом деле разумен. Да, многие учёные говорят, что они не разу-мны, это чушь соба-чья, хватит меня достава-ать, да, я настоящий учё-ный, да, они не разу-мны. Но я почти на девяносто семь процентов уверен, что мой - не такой, как все. За долгое время я даже научился его понимать.
「ああ、彼は悪意を持ってやってるのではない、合理的にやってるんだ。多くの科学者がこいつの事を賢くないと言っていたが、それはデタラメだ。私は本物の科学者だからわかる。やつら科学者は馬鹿だ。97%確信した。」
- 2文目、「хватит меня достава-ать」がうまく訳出できていないように感じます。
- 3文目、「- не такой, как все.」が訳抜け。「他の奴らとは違う」という訳になるかと。
- Ну конечно. Конечно, тот случай не в счёт. Ты никак не можешь.. Ау, чёрт! Твою мать! Доктор, вы это видели? Он меня ударил. Ни с того ни с сего. Просто ударил, когда у него кончились аргументы. Он всегда так делает! А вы говорите, что он не разумен, конечно эта падла разумна! Ну счас я тебе!..
「ああ、確かに。もちろんその場合はカウントされない。そんなことが彼に出来るわけない…くそ!くそ!今見たか?私を殴ってきた。理由もなく。ただ議論が途切れただけなのに。こいつはいつもそうだ!すぐに戻ってくる!」
- 2文目、Тыが使われていますので、Tobisiro氏の指摘通り、この人物が話しかけているのは音を発する何かだと思います。
- Просто ударилが訳抜け。
- А, да, извините. Хотя не стоит обращать на него внимание, он всегда только пугает. Для воплощения своих угроз у него кишка тонка.
「ああ、すまない。気にしてはいけないとはいえども、いつも怖いのだよ。彼に脅しを言えるような度胸は私にはない。」
2文目と3文目の意味上の主語は「三人称男性単数 он」であり、これを踏まえると両文ともに大きく意味を取り違えているように思えます。ロシア語には詳しくないので間違っていたら恐縮ですが、各単語の意味を調べる限り、「だけど気にする必要はない、彼はいつも脅すだけなんだ。彼に脅しを実行に移せる度胸はない。」という意味なのではないかと思います。」
- Это все, что вы хотели сказать?
『…それだけですか?』
что вы хотели сказатьが訳出されていないと感じます。хотелиが「~したい」、сказатьが「言う、話す」という意味ですので、「話したいことは以上ですか?」といった訳になるかと思います。
- Ах да, если его почесать и задать простой вопрос на сложение, в пределах десяти, он ответит.
「ああそうそう、彼に簡単な足し算の問題をだしたら10秒以内で答えてくれる。」
в пределах десятиを「10秒以内」と訳出しているようですが、それだと原文に秒を意味する секундやそれに準ずる単語が付いているはずだと思います。ロシア語には不慣れなので間違っていたら恐縮ですが、ここは「(答え、もしくは足す対象の数字が) 10まで」という意味ではないでしょうか。
- Бред. Ладно, два плюс два?
『え、じゃあ2+2は?』
Бред (卑語) のニュアンスが訳文に充填されていないと感じます。
- Замечательно! Замечательно. Но то что вы, доктор Ф., смогли выдрессировать свой взрывной ошейник, явно недостаточно, чтобы мы присвоили ему номер в Фонде и выделили вам, цитирую "пару молоденьких грудастых лаборанток и отдельный кабинет для экспериментов" . Если вам больше нечего возразить, то прошу покинуть мой кабинет. Я позабочусь, чтобы к вам выслали техников.
『素晴らしい!素晴らしいですがドクターF、あなたの言う"賢い"彼に財団の番号を与え、爆発物がついた首輪をつけさせてるというのに私に 「若い巨乳の技術者のペアと実験用の個室」を要求するのあんまりではないでしょうか。他に言うことがなければ、ご退出を願います。 違う技術者を寄越すようにします。』
- 上の発言で悪態を吐いていることを踏まえると、Замечательноは皮肉の意味が込められているのではないかと解釈しました。
- 「あなたの言う"賢い" (彼に)」の訳出元が不明です。
- 2文目、「то / そうすれば、それなら」「смогли / できる、可能になる (過去複数)」という単語を見るに、「(ドクターF、) それならば爆発物がついた首輪を取り付けて調教することもできたというのに」といった感じに訳せるのではないでしょうか。
- Я все слышал. Следующий!
『次の方、入ってきてください!』
Я все слышалが訳抜け。