2020/5/14にPonytさんが投稿された翻訳記事『SCP-028-DE』及びその関連記事は、低品質な翻訳とみなされ、2022/3/21に削除されました。
[該当記事]
SCP-028-DE
インシデント#028-DE/I2
#028-DE/P1 - プロトコル„Mjölnir”
#028-DE/P2 - プロトコル„Ragnarök”
以下は低品質な翻訳とみなした理由です。なお、こちらは報告者であるWitheriteさんによるコメントを使用させていただいています。
SCP-INTにおける英訳も参考にしています。
SCP-028-DE
特別収容プロトコルと説明部分のみ指摘します。
SCP-028-DE ist oberirdisch als homöopathische Wellnesshotelanlage getarnt, die als Unterkunft für einen Großteil des Personals dient;
SCP-028-DEは、財団による職員が殆どの、自然療法を用いたウェルネスホテルとして偽装されます。
"Unterkunft"(宿舎)が訳抜けしています。
die Wellnessbereiche dürfen vom Personal zur Entspannung genutzt werden und werden von Stufe 1 Personal betrieben.
また、勤務するのはレベル1職員であり、職員の利用が許可されています。
勤務・利用の対象がウェルネスホテルであることが判別できません。
Das dazugehörige Gelände ist umzäunt und videoüberwacht, außerdem sind ständig 2 Wachtrupps auf Patrouille.
SCP-028-DEの敷地は柵で囲み、カメラで監視した上で、 2 人の警備員を常駐させます。
"Wachtrupps"は「警備隊(グループ)」です。
Im Abstand von jeweils exakt 747,9 m (Siebenhundert Siebenundvierzig Komma Neun) in der Vertikalen zu einem festen Messpunkt auf dem Gelände von SCP-028-DE befinden sich in einem auf den Dezimeter genauen gleichen Abstand zueinander 18 Scranton-Realitätsanker, die auf verschiedene Weise getarnt sind, und rund um die Uhr von Wachpersonal und Videokameras überwacht werden. Diese SRA sind permanent eingeschaltet und auf 20 Hm1 ±0,1 Hm kalibriert.
SCP-028-DE敷地内に置かれた観測所から垂直方向に丁度 747.9 m の地点には丁度 10 cm の等間隔で、様々な方法で偽装した 18 基のスクラントン現実錨 (Scranton Reality Anchor, 以降、SRA) により基準値である 20±0.1 Hm1 に常時なるよう稼働されます。
- "Messpunkt"は「観測地点」です。
- "die auf verschiedene"以降が訳抜けしています。
An einer Seite sind die SRAs und deren Grundgerüst schwenkbar, um die Gerätschaften aus #028-DE/P1 hindurch zu lassen.
片側にはSRAと接地面を回転できるようにし、#028-DE/P1の道具類が通過可能です。
INTの英訳を見るに、後半部は理由として訳したほうが適切かつ自然であるようです。
Sollte an einem oder mehreren Ankern eine Realitätsabweichung von mehr als 2,0 Hm gemessen werden, ist sämtliches nicht im Dienst befindliches Personal der Anlage in Bereitschaft zu versetzen, die Reaktionskräfte haben ihre Posten einzunehmen und O4 ist zu verständigen.
現実性偏差 2.0 以上を計測した場合は、業務がない全職員は施設内で待機し、対応チームが持ち場に着き、O4に報告されます。
- "an einem oder mehreren Ankern"(1つ以上のアンカーが)が訳抜けしています。
- 現実性偏差に単位が抜けています。次の文も同様。
Erreicht die Abweichung 6,0 Hm ist O5 zu informieren und Codewort „Heimdall” mit höchster Priorität an Geschwader 33, und mit normaler Priorität an alle Standorte auf der Liste #028-DE/A1 zu senden.
現実性偏差 6.0 以上を計測した場合は、O5に連絡され、パスワード„Heimdall”を最優先で第33航空連隊に、続いてリスト#028-DE/A1に該当する全サイトへ送信します。
- "Codewort"は「コード名」のことです。
- "mit normaler Priorität"(通常優先度で)が訳抜けしています。
プロトコル„Mjölnir”の失敗、或いは現実性偏差が 18.0 Hm 超えた場合には、O4かO5を通して第33航空連隊がプロトコル „Ragnarök”を実施します。
「18.0 Hm 超えた」に「を」が抜けています。
Das SKP war eine geheime Organisation unter Führung von Heinrich Himmler, die aus dem Hexen-Sonderauftrag der SS hervorgegangen war, Anomalien erforschte und versuchte für Kriegszwecke nutzbar zu machen. Das SKP wurde - zumindest in unserem Universum - nach Ende des zweiten Weltkriegs aufgelöst, ihre Anomalien an Standorte der Foundation verlegt und ihr Personal, soweit vertrauenswürdig, in die neu gegründete SCP-Foundation in Deutschland integriert und ansonsten terminiert.
SKPとは、ナチス親衛隊であるSSのHexen-Sonderauftragを由来とし、アノマリーの研究、戦争目的での製造を行っていた、ハインリヒ・ヒムラーの指揮下にあった秘匿の団体です。
2文目が完全に抜けています。
#028-DE/I1中にSCP-028-DE-Aが初出現するまで、SKPの活動の調査や、目立った特別収容プロトコルや注意を必要としないSCPの保存に利用されでいました。
「利用されで」の「で」が誤字です。
Nach Zwischenfall #028-DE/I2 wurde Standort-DE3-EX als SCP-028-DE klassifiziert und die hier gelagerten SCPs an andere Standorte verlegt.
インシデント#028-DE/I2の発生時、サイト-DE3-EXはSCP-028-DEに分類し、管理していたSCPは別のサイトへ移送しました。
- "Nach"は「以降」となります。
- 「サイト-DE3-EXはSCP-028-DEに分類し」は日本語として主述の関係がおかしくなっています。
Alle Räume sind entsprechend ihrer Art mit einer Rune der älteren Futhark und teilweise einer Zahl gekennzeichnet.
全ての部屋は主にルーン文字のエルダーフサルク、稀に数字を用いて名付けられています。
"entsprechend ihrer Art"(その種類に応じて)が訳抜けしています。
Die oberen Ebenen enthalten vor allem Räume für das Personal, Schulungs- und Lagerräume.
高層階には職員用の講習室と倉庫があります。
"vor allem"(主に)が訳抜けしています。
プロトコル„Mjölnir”表示する
「を」が抜けています。1つ下も同様です。
インシデント#028-DE/I2
「インシデント#028-DE/I2」のみ指摘します。
In der Decke von Raum ᚠ befand sich eine leicht nach unten gewölbte Abdeckung von etwa 2 m Durchmesser, die sich von unten nicht entfernen ließ, jedoch den Eindruck erweckte, Teil eines in der Decke befindlichen Geräts zu sein.
ルームᚠの天井には、直径約 2 m で床上からは取り外し不可能で若干下がり気味なヴォールト形式のカバーがありますが、天井にある装置の1つのように見えます。
- "befand"は過去形です。
- "Teil"は「1つ」というより「一部」です。
Tatsächlich fand sich im Boden von Raum ᚾ2, kurz unter dem offenbar nachträglich aufgebrachten dünnen Betonboden eine stählerne Luke, die in einen niedrigen Raum in der Decke von Raum ᚠ führte, welcher sich als Wartungsraum für das fragliche Gerät herausstellte.
その結果、ルームᚾ2の床には後付けであろう薄いコンクリートがあり、そのすぐ下にはスチール製のハッチがありました。これはルームᚠの天井が低い部屋へ繋がるものであり、この部屋は装置のコントロールルームと判明しました。
"Wartungsraum"の"Wartung"は「メンテナンス」となります。
Dort fanden sich einige Werkzeuge, Ersatzteile und ein unbeschrifteter Verkabelungsplan, jedoch keine Zeichnungen oder Dokumentation, die auf den Zweck des Geräts hingedeutet hätten.
そこには工具とスペアパーツ、それとラベルのない配線図がありましたが、装置についての図面や資料はありませんでした。
"die auf den Zweck des Geräts hingedeutet hätten"(装置の目的を示している)を「装置について」と訳すのは省略しすぎているように思います。
Trotz seines Alters war es technisch einwandfrei und wurde mit einem im Kontrollraum errichteten Terminal verbunden, mit dem auch alle anderen Systeme des Raumes verbunden waren.
古いにも関わらず、SCP-028-DE-Bは技術的面において問題はなく、コントロールルームに設置されている端末に接続されており、部屋の他のシステムとも接続されています。
"mit dem"は関係代名詞なので、以降の文は"Terminal"にかかっていますが、訳文からはそれは読み取れません。
SRAs waren zum damaligen Zeitpunkt noch sehr selten und standen für den Test nicht zur Verfügung.
当時のSRAは未だ数が少なく、自由に使えませんでした。
"standen für den Test nicht zur Verfügung"は「試験に使用できない」といった意味です。
damals noch ohne portable SRAs aber schon auf Realitätsbeugung spezialisiert
当時は未だ携帯型SRAの存在はなかったが、現実歪曲型に特化したスペシャリストがいた。
"Realitätsbeugung"は英語で"reality bender"なので「現実歪曲/改変者」になります。
Der Raum wurde mit verschiedenen Messgeräten ausgestattet, in Ermangelung eines Kant-Zählers kann zwar die Realitätsabweichung in Hume nicht gemessen werden, ein Netz an Lasern soll jedoch Verzerrungen und Beugungen im Raum feststellen.
ルームᚠには様々な計測機器が備え付けられてはいるが、カント計数機が無いため現実性偏差自体は測定不可能ではあったが、レーザーを張り巡らせることにより、室内の重なりも歪曲も測定可能だろうと判断された。
- "in Hume"が訳抜けです。
- "Verzerrungen"(歪曲)、"Beugungen"(回折、屈折)なので「重なり」は意味が異なります。
ログ
同一人物の口調がぶれています。おそらく意図的なものもあると思われますが、同じ人物に話している際のぶれは明らかなミスであるように思われます。
Oder doch, wie soll ich sagen, es breitet sich über das Frequenzband aus, sprich es kommt zunehmend kurzwellige Strahlung hinzu.
ただ、何と言うべきか。周波数の帯域が広がっているんだ。短波長側の放射線が増加してきてもいる。
INTの英訳を見るに、"sprich"は「言い換えると」や「つまり」という意味になるようです。
Die Messpunkt sind so angeordnet, das damit ein Ursprungspunkt trianguliert werden kann.
測定箇所が並んでおり、原点が三角形の形になっている。
"trianguliert"は「三角測量」であり、「発生源を三角測量できるように観測地点が並んでいる」といった訳になります。
数分後にそのドーム型から深紅の光が輝き、完全な白色になるまでに、薄紅、橙、黄等とゆっくりと変わり、色のスペクトラムを網羅し可視光線の域を超えた。
「ドーム型」より「ドーム」などのほうが適切です。
これはええと何のために……
日本語が不自然です。
Bei ███ pm…
午後███からですね……
電波の話をしていることや午後は3桁もないことから、"pm"は「ピコメートル」のことであると思われます。
今度は上の方、長波長側から消えていますね……まるでそこ一点の波長に狙いをつけたかのような。
「~つけたかのように」などのほうが自然です。
Willi, wir haben es hier mit einer Nazi-Anlage zu tun.
ええと、ここはナチスの施設とされている。
- "Willi"を「ええと」に変えていますが、後の文ではそのままにしており、統一されていません。
- INTの英訳を見るに、「~とされている」ではなく「~について扱っている」であるようです。
- "Anlage"は「Gretenkordt学士が機器の電源を点ける。」の「機器」と同じ単語であるため、「施設」より「機器」、「装置」が適切であるように思われます。
Von allem was die gemacht haben, haben die nichts einfach so gemacht, vor allem nicht das SKP.
製造された物品は、そう単純明快な物だ、あんなSKPが製造するようなのとは訳が違う。
日本語が不自然です。INTの英訳や機械翻訳を見るに、「ナチスはどんなことでもそんなふう(=時間の無駄)にはやらなかった、SKPでは特にな」のような訳になるかと思われます。
Vielleicht hat es eine Wellenlänge, oder eine Frequenz gesucht, und wir wissen nur nicht nach welchen Kriterien es die richtige auswählt.
波長だ、それに周波数も探しているのだろうか、一体どんな基準で周波数を決めたかは分からないがな。
"oder"は「あるいは」といった意味です。
光は緑がかり、青に、紫に、そして消える。
報告書の文体にしては詩的すぎるように見えます。
誰が分かるんだよ、衛星放送のパラポラアンテナかもな、しかもポータルが開くんだ、恐竜ライダーのナチゾンビが湧き出るやつだ、その上……
日本語として不自然です。
Dr. Wiesmann schlägt auf einen Not-Aus-Taster, welcher SCP-028-DE-B vom Strom trennt.
Wiesmann博士は怒った様子で非常停止ボタンを押し、SCP-028-DE-Bを電源から切り離す。
原文に「怒った様子で」のニュアンスは含まれていないように見えます。
それだパラポラアンテナ!
日本語が不自然です。
Kann schon sein das das Ding eine Batterie oder sowas hat.
これがバッテリーを持っている可能性もある。
"oder sowas"(~か何か)が訳抜けしています。
Verstanden, sprengen das Gerät kurze Pause Sprengen nicht möglich, die Luke lässt sich nicht öffnen.
了解。装置爆破。少し後装置爆破不可能。ハッチ解除不可能。
- 日本語が不自然です。
- 「少し後」が詰まっているため読みづらいです。
- "öffnen"は「開く」といった意味です。
Das Gerät konzentriert sich nun auf eine Frequenz.
残念ながら、装置により周波数が一点に集まりまっています。
原文に「残念ながら」のニュアンスはないように見えます。
やってください
句点が抜けています。
Er deutet durch die Sichtfenster auf die Verzerrung die inzwischen ca. auf 3 m Größe angewachsen ist, und durch welche der gleiche Raum zu sehen ist, nur in einer anderen Farbe.
彼は覗き窓の先を示し、歪曲がそうこうする内に約 3 m にまで成長し、それは同じ部屋に見えるが別の色に見える。
- 原文に「そうこうする内に」のニュアンスはないようです。
- 後半部で「見える」が連続しており読みづらくなっています。
Gretenkordt, machen Sie was!
Gretenkordt、どうしましょうか!
"machen Sie was"は英語に逐語訳すると"make them what"になるので「何かしてください」になります。
Dann gehen Sie nach Naudis 2 und ziehen den Stecker oder was weiß ich.
そしてNaudis 2 に行って、プラグを抜いたり何かしてましょうか。
"gehen Sie ~"は「動詞+主語+他」の構文なので命令形であると思われます。
Hm, die Raumverzerrung nimmt ab, aber die Anomalie schrumpft nicht. Willi, das Ding normalisiert sich mit der Umgebung!
ううむ、空間上の歪曲は小さくなるが、異常性は減少しない。Willi、こいつは周囲の環境と共に正常化している!
- 口語的表現として違和感がある訳文になっています。
- "die Anomalie"は「アノマリー」のことです。
Durch Kameras aus verschiedenen Blickwinkeln ist zu sehen, dass dahinter reges Treiben herrscht.
様々な視野からカメラを越しに、背後含め観察可能である。
日本語が不自然です。
Wiesmann an alle, Eindämmungsbruch steht bevor, Personen in grauer Uniform sofort angreifen!
Wiesmannより全員、収容違反が迫っている。グレーの制服の人型実体を攻撃せよ!
"sofort"(すぐさま)が訳抜けしています。
#028-DE/P1 - プロトコル„Mjölnir”
In der Haupthalle (Raum ᚠ) befindet sich eine zweiteilige fahrbare Plattform mit einer Fläche von je 6×4 m, die an den langen Seiten elektromagnetisch miteinander verbunden sind (so dass sie eine Fläche von 6×8 m ergeben.
メインホール (ルームᚠ) には各面積 6×4 m の2つ折りの可動性のある壇が存在し、長辺同士が繋げられています。(つまり面積は 6×8 となる。)
- "elektromagnetisch"(電磁的に)が訳抜けしています。
- 「6×8」に単位が抜けています。
以下、部屋の中央面した、全面を壇1、後面を壇2とします。
「中央面した」に「に」が抜けています。
壇1には、0.5 Hz の周波数と、1 インパルス当たり 120 Hm インパルスを持つヒュームエミッター (IHE 1205) が存在します。
日本語が不自然です。
壇2に備え付けられているのは、壇の動力装置と制御電子機器、及び銃眼付き装甲避難場所と弾除けには台車付き自動擲弾銃です。
後半部の日本語が不自然です。
Die Elektronik des IHE sowie die der Plattformen werden ebenfalls täglich auf Funktion getestet.
IHEと壇も同様に機能を毎日テストされます。
"Elektronik"(エレクトロニクス)が訳抜けしています。
Wird Codewort „Heimdall” übermittelt, wird die gesamte oben beschriebene Einrichtung in den Bereitschaftsmodus versetzt und die 36 SRAs um SCP-028-DE-C auf Normalbetrieb hochgefahren.
パスワード„Heimdall”が発令された場合、上記で説明した全設備は待機モードに切り替えられ、SCP-028-DE-C周囲のSRAは通常運転で起動します。
- "Codewort"は「コード名」のことです。
- "36"が訳抜けです。
Die Granatwerfer haben keine Feuerfreigabe, außer es ist zwingend notwendig um das Protokoll durchzuführen.
擲弾筒は、プロトコル上真に余地が無い場合を除き、使用許可は下りない。
"durchzuführen"(実行する)が訳抜けしているようです。
一体化した壇はSCP-028-DE-Cへ通し 10 m 先へ。
文体が報告書として不自然です。
Infolgedessen wird U-3378-DE in einem Umkreis von etwa 8 km auf bis zu 1200 Hm überladen, wodurch sie „erstarrt” und instabil wird.
その結果U-3378-DEは、半径約 8 km に過負荷がかかり、„凝固し”不安定になる。
"auf bis zu 1200 Hm"(最大1200 Hmの)が訳抜けです。
SCP-028-DE-Cが測定に反し閉じていない場合、こちらでも効果が発動するが、SRAによりSCP-028-DEの周囲 3 km の範囲のみにである。
後半部の日本語が不自然です。
Schafft es Plattform 2 nicht binnen 60 Sekunden, nachdem sie SCP-028-DE-C durchquert hat dies wieder zu verlassen, tritt Punkt 8 dennoch in Kraft und Plattform 2 wird in U-3378-DE eingeschlossen.
壇2がSCP-028-DE-Cが渡り切りそして離れてから 60 秒以内に成功しなかった場合、部隊にポイント8を発令し、壇2はU-3378-DEに閉じ込められます。
INTの英訳を見るに、前半部は「プラットフォーム2がSCP-028-DE-Cに進入してから60秒以内に退出できなかった場合」になるようです。
#028-DE/P2 - プロトコル„Ragnarök”
このようなプロトコルは、倫理委員会とO5の同意により十分に考え抜き、我々の持つ最終手段となる。
日本語が不自然です。
Unter dem Deckmantel der nuklearen Teilhabe nehmen die Armeen zahlreicher mit den USA verbündeter Länder, in der Annahme es handle sich um ein Mittel zur Abschreckung im Kalten Krieg, an einem foundationweiten Projekt teil, mit dem in Ländern in denen die Stationierung von Nuklearwaffen in Standorten erschwert ist, deren Einsatz als letzter Ausweg ermöglicht wird.
ニュークリア・シェアリングという口実の下、USAと同盟国にある様々な軍隊が、冷戦時の抑止力と称し、財団規模の計画に参加し、核兵器の保有が困難な国にとっての最後の打開策とされています。
日本語が不自然です。"mit dem"以降は"foundationweiten Projekt"にかかっています。
Auf das Codewort „Heimdall” hin belädt das TaktLwG 33 vier (4) flugbereite Maschinen mit je einer (1) taktischen Atombombe B61-11, die als Bunkerbrecher konzipiert ist, und fliegt in eine Warteposition über SCP-028-DE.
パスワード„Heimdall”により、 第33戦術航空団は、各機が地中貫通爆弾として設計された戦術核爆弾B61-11を持つ飛行準備機体を 4 機連れ、SCP-028-DEの上空へ飛び留まります。
"Codewort"は「コード名」です。
Es wird davon ausgegangen das SCP-028-DE-C und -D dabei zerstört werden und Raum ᚠ verschüttet wird.
SCP-028-DE-Cと-Dはそれにより破壊され、ルームᚠが溢れ出すことが想定されています。
"verschüttet"は「埋もれる」の意味のほうが適切です。
Wenn nicht, bleibt nur zu hoffen, das O5 etwas in Petto hat, von dem wir nichts wissen, und das so schrecklich ist, das es den Tod von hunderttausend Menschen rechtfertigt.
もしそうならなかったら、O5が私達の知らない何かを目論んでいて、何十万もの死を正当化できる恐ろしい何かがそこに有ることを願うばかりです。
"etwas"(何か)が2重に訳されており、読みずらい訳になっています。
また以下は、サイトスタッフで確認した指摘点になります。
【特別収容プロトコル】
原文: SCP-028-DE ist oberirdisch als homöopathische Wellnesshotelanlage getarnt, die als Unterkunft für einen Großteil des Personals dient;
訳文: SCP-028-DEは、財団による職員が殆どの、自然療法を用いたウェルネスホテルとして偽装されます。
→「oberirdisch / 地上の」が訳抜けです。
→「財団による職員が殆どの」…日本語として不自然なように思われます。
→「ホメオパシー(同質療法)」は自然療法とは異なるのでそのままホメオパシーと訳した方が良さそうです。
訳案「SCP-028-DEの地上部は、ホメオパシーを用いたウェルネス系ホテルに偽装し、職員の多くが使用できる宿泊施設として利用しています。」
原文: die Wellnessbereiche dürfen vom Personal zur Entspannung genutzt werden und werden von Stufe 1 Personal betrieben.
訳文: また、勤務するのはレベル1職員であり、職員の利用が許可されています。
→下線部が全体的に訳抜け気味です。
原文: Das dazugehörige Gelände ist umzäunt und videoüberwacht, außerdem sind ständig 2 Wachtrupps auf Patrouille.
訳文: SCP-028-DEの敷地は柵で囲み、カメラで監視した上で、 2 人の警備員を常駐させます。
→「Patrouille」は「巡回する」と訳した方が良さそうです。
原文:Die unterirdischen Bereiche von SCP-028-DE sind vollständig videoüberwacht und werden permanent von 12 Wachtrupps von nicht weniger als 8 Mann, die mit einem Waffenarsenal das von normalen Sturmgewehren über Flammenwerfer bis hin zu Laserprojektoren reicht, ausgestattet sind.
訳文: SCP-028-DEの地下は全てカメラで監視され、8 人以上の警備隊を 12 グループ常駐させ、通常のアサルトライフルや火炎放射器にレーザープロジェクターといった、様々な武器一式を装備させます。
→長文になったためか、主語と述語がねじれている部分があります。(「SCP-028-DEは、…..装備させます。」)
→「normalen」は「標準的な」くらいの訳があっていそうです。
原文: Eine genaue Liste der Ausrüstung siehe #028-DE/A3.
訳文: より詳細な装備は#028-DE/A3を参照。
→「Liste」が訳抜けです。
原文: Im Abstand von jeweils exakt 747,9 m (Siebenhundert Siebenundvierzig Komma Neun) in der Vertikalen zu einem festen Messpunkt auf dem Gelände von SCP-028-DE befinden sich in einem auf den Dezimeter genauen gleichen Abstand zueinander 18 Scranton-Realitätsanker, die auf verschiedene Weise getarnt sind, und rund um die Uhr von Wachpersonal und Videokameras überwacht werden. Diese SRA sind permanent eingeschaltet und auf 20 Hm1 ±0,1 Hm kalibriert.
訳文: SCP-028-DE敷地内に置かれた観測所から垂直方向に丁度 747.9 m の地点には丁度 10 cm の等間隔で、様々な方法で偽装した 18 基のスクラントン現実錨 (Scranton Reality Anchor, 以降、SRA) により基準値である 20±0.1 Hm1 に常時なるよう稼働されます。
→下線部はほぼ訳抜けです。
→「 (Scranton Reality Anchor, 以降、SRA)」にあたる部分が原文にないようです。
原文: Rings um SCP-028-DE-C in Raum ᚠ befinden sich an einem kugelförmigen Rahmen von 18 m Durchmesser insgesamt 36 SRAs in möglichst genauen regelmäßigen Abständen. An einer Seite sind die SRAs und deren Grundgerüst schwenkbar, um die Gerätschaften aus #028-DE/P1 hindurch zu lassen.
訳文: ルームᚠにあるSCP-028-DE-Cの周囲には、直径 18 m の球状の枠に、全 36 基のSRAをなるべく正確な間隔で設置します。片側にはSRAと接地面を回転できるようにし、#028-DE/P1の道具類が通過可能です。
→「in regelmäßigen Abständen」は「一定の間隔をおいて」の意味です。
→「deren Grundgerüst」は「deren」が直前の「SRAs」を指していると思われるので「接地面」よりは「SRAsのついた枠」だと思います。
原文: Sollte an einem oder mehreren Ankern eine Realitätsabweichung von mehr als 2,0 Hm gemessen werden, ist sämtliches nicht im Dienst befindliches Personal der Anlage in Bereitschaft zu versetzen, die Reaktionskräfte haben ihre Posten einzunehmen und O4 ist zu verständigen. Erreicht die Abweichung 6,0 Hm ist O5 zu informieren und Codewort „Heimdall” mit höchster Priorität an Geschwader 33, und mit normaler Priorität an alle Standorte auf der Liste #028-DE/A1 zu senden. Die Reaktionskräfte bereiten Protokoll „Mjölnir” vor. Die ab einer Abweichung von ca. 11,0 Hm möglicherweise erscheinenden Personen aus U-3378-DE (SCP-028-DE-A) sind mit allen verfügbaren Mitteln zu neutralisieren.
訳文: 現実性偏差 2.0 以上を計測した場合は、業務がない全職員は施設内で待機し、対応チームが持ち場に着き、O4に報告されます。現実性偏差 6.0 以上を計測した場合は、O5に連絡され、パスワード„Heimdall”を最優先で第33航空連隊に、続いてリスト#028-DE/A1に該当する全サイトへ送信します。対応する部隊はプロトコル„Mjölnir”の準備をしておきます。現実性偏差が 11.0 周辺に達した場合にU-3378-DEから出現する人型実体 (以降、SCP-028-DE-A) に対しては、如何なる手段を持ってしても無効化の試みが行われます。
→「oder mehreren Ankern」が訳抜けです。
→「Codewort」は「パスワード」の意味もありますが、今回は「コードネーム」や「コード名」かと思われます。
原文: Wird SCP-028-DE-C geöffnet, wird Protokoll „Mjölnir” durchgeführt. Bleibt Protokoll „Mjölnir” erfolglos oder erreicht der Faktor der Realitätsabweichung 18,0 Hm wird Geschwader 33 durch O4 oder O5 angewiesen, Protokoll „Ragnarök” durchzuführen.
訳文: SCP-028-DE-Cが開かれた場合、プロトコル„Mjölnir”が実行されます。プロトコル„Mjölnir”の失敗、或いは現実性偏差が 18.0 Hm 超えた場合には、O4かO5を通して第33航空連隊がプロトコル „Ragnarök”を実施します。
→「angewiesen」(「anweisen / 指示する」の過去分詞)が訳抜けです。
→「Mjölnir」や「Ragnarök」はサイト内では割とポピュラーな言葉なので、カタカナにした方が良いように思います。
【説明部】
原文: SCP-028-DE ist der Standort-DE3-EX. Standort-DE3-EX ist das ehemalige Hauptquartier und die geheime Forschungsbasis des ausgelöschten Sonderkommandos für Paranormales, und wurde bis zum erstmaligen Erscheinen von SCP-028-DE-A während #028-DE/I1 hauptsächlich zur Erforschung der Arbeit des SKP und zur Lagerung von SCPs genutzt, die keiner besonderen Sicherheitsmaßnahmen und Zuwendung bedurften. Nach Zwischenfall #028-DE/I2 wurde Standort-DE3-EX als SCP-028-DE klassifiziert und die hier gelagerten SCPs an andere Standorte verlegt.
訳文: SCP-028-DEはサイト-DE3-EXです。サイト-DE3-EXは解体された異常利用特殊部隊の元本部兼、秘匿とされていた研究施設です。#028-DE/I1中にSCP-028-DE-Aが初出現するまで、SKPの活動の調査や、目立った特別収容プロトコルや注意を必要としないSCPの保存に利用されでいました。インシデント#028-DE/I2の発生時、サイト-DE3-EXはSCP-028-DEに分類し、管理していたSCPは別のサイトへ移送しました。
→「ausgelöscht」(「auslöschen」)は「消す」を意味する単語なので、「解体された」という訳はやや意訳が強いように思います。
→「klassifiziert」は過去分詞なので「分類される」と訳した方が良さそうです。
原文: Im Zentrum der Anlage befindet sich Raum ᚠ, eine Halle die über vier Stockwerke reicht. Die beiden Zugänge sind mit Panzertüren versehen und es gibt im zweiten Stockwerk über dem Boden einen Kontrollraum mit Sichtfenstern aus Panzerglas, was vermuten lässt, das Raum ᚠ als Zelle und/oder Versuchslabor verwendet wurde, das SKP hat jedoch alle Aufzeichnungen über den Zweck des Raumes und das Kontrollpult vor der Übernahme durch die Foundation vernichtet.
訳文: SCP-028-DE中央にあるルームᚠは 5 階に到達するほどの高さです。双方の出入口には装甲ドアが備え付けられており、3 階にあるコントロールルームには防弾ガラス製の窓が付いておりルームᚠが覗けるようになっているため、ルームᚠは隔離室か研究室、もしくはその両方として使用されていたのではとの推測がされていますが、当のSKPによりルームᚠの目的についての全記録と現在財団が所有するコンソールは破棄されています。
→「beiden」は「2つの」の意味でとって良さそうです。
→「vor」が訳抜けです。
→「Übernahme」は「引き受ける」の意味なので、今回は「接収する」などの訳にするとより良さそうです。
訳案「財団によって接収される前に、SKPはこの部屋の目的に関するすべての情報とコントロールパネルを破棄していました。」
【インシデントログ#028-DE/I1】
原文: Am ██.██.199█ um 2:47 Uhr - SCP-028-DE wurde damals noch als Standort-DE3 genutzt und nicht vollständig videoüberwacht
訳文: 199█/██/██ 2:47─SCP-028-DEが未だサイト-DE3として使用されており、カメラの監視も行われていなかった時期─
→「nicht vollständig」は「不完全」の意味合いですが訳出されていないように思われます。
(「damals」は「当時」「そのころ」の意味合いです。「時期」でも訳せると思いますが、別の訳をあてても良さそうです)
訳案「199█/██/██ 2:47 - 当時、SCP-028-DEはまだサイト-DE3として使用されており、カメラによる監視が不完全でした。 -…… 」
原文: schaltete sich das Terminal von Dr. Bach, nach falscher Passworteingabe beim Versuch auf Dokumente der Geheimhaltungsstufe 4 zuzugreifen, ab und löste Alarm aus.
訳文: █████博士がセキュリティクリアランスレベル4のドキュメントにアクセスする際に間違ったパスワードを入力したことにより、警報が発生した。
→「Terminal」は「端末」の意味ですが訳抜けです。
→この文ではDr. █████の端末にアクセスがあったことは分かりますが、誰がアクセスしているかはまだ明確でないため、「█████博士が」とは書かない方が良いかもしれません。
→「Versuch / 試み」の意味がとれていないように思います。
原文: , und nächtlicher Zugang zu den unteren Ebenen nur mit Ausnahmegenehmigung möglich war,
訳文: その時、夜勤の警備員以外誰も勤務しておらず、無許可での夜間の低階層への侵入は不可能であると判断されたため、
→「nur mit」は「~のみ、~でしか」の意味合いなので、「特別な許可がある場合のみ、夜間に低階層へアクセスができる」あたりの意味かと。「不可能と判断」とまでは言えなさそうです。
原文: wurde gemäß Alarmprotokoll stiller Eindringlingsalarm ausgelöst, das Reaktionsteam des Standorts zu Dr. █████s Büro geschickt und das Terminal in einen virtuellen Zugriffsmodus versetzt, in dem Zugang zur Datenbank vorgegaukelt wird um den Eindringling zu beschäftigen.
訳文: アラームプロトコルに基づき侵入者対策で無音の警報が作動されました。対応チームが█████博士の事務室へ出動し、端末をアクセスモードに偽装し侵入者の気をそらすため、データバンクに接続されているかのようにしました。
→「geschickt」は「送る/派遣する」の意味合いなので「出動」は少しズレた訳のように思います。
→「virtuellen Zugriffsmodus」は「仮想のアクセスモード」の意味合いです。ハッキングされそうなページと似た、架空のページにアクセスさせているのだと思います。「偽装」とするのはやや意訳すぎる気がします。
→文の順番としては「仮想のアクセスモードにする」→「データベースにアクセスしているように信じ込ませる」→「侵入者の気を引くことに成功する」なので、訳文もこのような順番にした方が自然かと思います。
原文: Die Person, im Folgenden als SCP-028-DE-A-1 bezeichnet, eröffnete sofort das Feuer mit einer Waffe, bei der es sich vermutlich um eine vollautomatische Railgun-Pistole gehandelt hat, deren Geschosse Körperpanzerung und selbst die zwanzig Zentimeter dicken Wände aus Stahlbeton durchdringen konnten.
訳文: この人物 (以降、SCP-028-DE-A-1) は、ボディーアーマーや厚さ 20 cm の鉄筋コンクリートでさえ貫通可能とされる威力を持つ、オートマチックレールガンと思わしき武器を用いて、瞬時に攻撃してきました。
→「sofort」は「瞬時に」ではなく「直ちに」の意味合いです。
→(「威力を持つ」を意味する単語はありませんが意訳の範疇といえそうです。)
原文: Ein angeschossenes aber nicht getötetes Mitglied des Reaktionsteams berichtete, dass sie einige Minuten nach dem Feuergefecht, in denen der Standortleiter den unteren Bereich abriegelte und ein MTF zur Hilfe rief,
訳文: 対応チームの内の生存した隊員の報告によると、銃撃戦の数分後、サイト管理者が地下を封鎖しMTFを要請しました時、
→「angeschossenes」(「anschieβen / 発砲して傷を負わす」の過去分詞)が訳抜けです。
→「サイト管理者」は「サイト管理官」、「MTF」は「機動部隊」が既存訳かと。
→「要請しました時」に衍字があります。
原文: dem Terminal eine Diskette die mit einem Kabel an eine Art Tablet3 angeschlossen war entnahm, kurz darauf in einem Bereich vor ihr die Luft zu flimmern begann, sich verzerrte und sich eine Art Portal öffnete. Sie ging hindurch und das Portal schloss sich wieder.
訳文: SCP-028-DE-A-1が、タブレットの類とケーブルで接続されている端末からフロッピーディスクを取り出した直後、目の前の空間が揺れ始め、歪み、そしてポータルの類が出現し開きました。SCP-028-DE-A-1が侵入すると、ポータルは閉じ元通りになったとのことです。
→「Art」は確かに「~の類(たぐい)」の意味合いもありますが、「~状のもの」「のようなもの」とした方が日本語として通りが良さそうです。
→「とのことです。」は不要かもしれません。