http://scp-jp.wikidot.com/art:art-of-dr-asteria
http://scp-jp.wikidot.com/art:the-dolphin-mosaic
http://scp-jp.wikidot.com/it-all-ended-as-it-began
http://scp-jp.wikidot.com/art:spirit-19
http://scp-jp.wikidot.com/site-mashup-art
nebula2700さんの投稿した上記翻訳記事について、メディアの直接リンク、及び上2件については支部タグ無しの不備に対応しました。
追記: 直リンの解消を確認
nebula2700氏が2023/01/03に投稿した翻訳記事、「それはあなたが知っているように世界の終焉だ(私は気分がよい)」は低品質な翻訳として2023/01/06に削除されました。
以下は低品質な翻訳と見なした理由です。なお、一部報告者であるPopepape does not match any existing user name氏とC-Dives氏のポストを引用しています。
全体を通して
記事全体を通してキャラクターの口調が統一されていないために読者の混乱を生むきらいがあると考えられます。
全て指摘するのは困難であるため、一例を示すに留めます。
例: 「あなた達は誰?どうやって降りてきたの?」
財団エージェントの発言であると推定されるにも関わらず、女性口調になっています。
また、訳語には財団世界観用語からの乖離も見られます。以下にいくつか例を示します。
- antimemetics department(定訳: 反ミーム部門)が「制吐剤部門」と訳出されている
- Office of Exoversal Intelligence(本Taleが初出の語)がそのままカナ音写の「エクスオーバーサルインテリジェンスオフィス」と訳出されている
訳文にはDeepL翻訳との類似が見られます。特に一致した部分との比較を以下に示します。
上: DeepL翻訳
下: 実際の訳文
"あなたは誰?どうやって降りてきたの?"
三丁の拳銃がアデレードの急所を狙う。OEIエージェントはため息をつき、両腕を上げ、空の手を財団のエージェントに見せる。アデレードは「制吐剤課で働いています」と嘘をつく。"ここに来たのは…"
訳文: 「あなた達は誰?どうやって降りてきたの?」
アデレードの急所を狙った3丁の拳銃。OEIエージェントはため息をつき、両腕を上げ、何も持っていない手を財団のエージェントに見せる。
「私は制吐剤部門で働いています、」アデレードは嘘をつく。「私がここにいるのは —」
アデレードは片膝をつき、発砲する。
最初の2発は1人の男の胴体と気管を切り裂き、ピンク色の臓器の雲を咲かせながら出てきた。3発目はもう一人の男の眉間を直撃した。二人とも倒れた。
彼女は最後の男の胸に何発も何発も弾を撃ち込んだが、彼は気にする様子もない。彼が回転しながら狙いを定めると、彼女は彼に突進した。
訳文: アデレードは片膝をつき、発砲する。
最初の2発は1人の男の胴体と気管を切り裂き、赤ピンク色の臓器の雲を咲かせて出てきた。3発目は男の目と目の間を直撃する。2丁とも落ちる。
彼女は最後の男の胸に何発も何発も弾を撃ち込むが、彼は気にもしていないようだ。彼が旋回し、狙いを定めた瞬間、彼女は彼に突進する。
「アデレード・ヴァグランテ。アデレード・ヴァグランテ。私は極めて危険な短距離テレポーターを使いました。次の質問は?
O5-5は血を流しながら呟く。"- nngh. 反乱軍か?
訳文: 「アデレード・バグランテ。極めて危険な短距離テレポーテーションを使用しました。次の質問は?」
O5-5が血を流しながら呟く。「— ぐっ。反乱軍か?」
ああ、彼女は買わないよ。アデレードはため息をつく "いいわ あなたは私を捕まえた 私の部署は この宇宙の者じゃない 私は偵察任務中です 何が起きたか知りたいんです 私たちの世界では起きないように"
"あなたは隣の財団の職員で" "失敗した宇宙を調査してる" 怒っているようには聞こえない。むしろ苛立ってる おそらく最初に思いつかなかった事に 失望してるんだろう "どうすれば信じられる?"
訳文: ああ、老婆はそれを買っていない。アデレードはため息をつく。「よし、分かった。私を捕まえて。私の部署はこの宇宙のものではありません。私は偵察任務についています。何が起きたのかを知りたい。そうすれば、我々の宇宙で同じことが起きないようにできる。」
「あなたは隣の宇宙の財団の人間で我々が失敗してしまった宇宙を調査している。」怒ってわいなさそうだ。むしろ苛立っている。おそらく、最初に思いつかなかったことに失望したのだろう。
「どうやってあなたを信じればいいでしょうか?」
"手首と首の手術痕 "で 我々が行動を起こす前に、それを予測する。私の部下が以前あなたを殺したことに言及する。" くそっ 彼女は鋭い "2005年にプロジェクトがあった 時間的変位マトリックスを中枢神経系に配線した。過去の自分を現在の自分に置き換えることができる。それは事実上、死刑宣告に等しいと知ってるよね?以前の状態に「跳ぶ」たびに、あなたは…"
訳文: 「手首や首に手術の跡がある。我々の行動を事前に予測する。以前、私の部下があなたを殺したことに言及した。」くそっ。老婆は鋭い。「2005年、私たちはあるプロジェクトを行っていた。時間変位の発生源を中枢神経系に配線し、過去の自分を現在の自分に上書きすることができる。それは事実上、死の宣告に等しいと知ってるよね?以前の状態に戻るたびに —」
原文: "Who are you and how did you get down here?"
元訳: 「あなた達は誰?どうやって降りてきたの?」
問題点: O5-5が突然現れたアデレード(1人)に呼びかけている台詞であるため、複数形であるのはおかしい。
[[/div]]原文: "I work for the Antimemetics Division," Adelaide lies. "I'm here because —"
元訳: 「私は制吐剤部門で働いています、」アデレードは嘘をつく。「私がここにいるのは —」
問題点: “反ミーム”というSCP Wiki特有の造語を“制吐剤”と誤訳している。Antimemeticsを制吐剤と誤訳するのはDeepL翻訳ツールの特徴であり、十分にWiki特有の術語を検討せずに機械翻訳を流用している可能性が高い。
原文: The first two rounds cut through one man's torso and windpipe, exiting in a blossoming pink-red cloud of viscera. The third strikes the other man right between his eyes. They both drop.
元訳: 最初の2発は1人の男の胴体と気管を切り裂き、赤ピンク色の臓器の雲を咲かせて出てきた。3発目は男の目と目の間を直撃する。2丁とも落ちる。
問題点:
- “the other”(別な)の訳抜け。これによって、文中で殺害された男性が2人いることが分からなくなっている。
- “They both drop”(2人とも倒れる)の誤訳。2人が拳銃を取り落としたと解釈できなくもないが、やや無理があるように思われる。
原文: O5-5 falls, wheezing for breath. Adelaide follows. Once she's got her pinned, Addie nudges the barrel right under O5-5's chin:
元訳: O5-5は、息を切らして倒れる。アデレードも続いて倒れる。
問題点: 後半部全体が訳抜けしている。
原文: O5-5 splutters through a steady trickle of blood. "— nngh. Insurgency?"
元訳: O5-5が血を流しながら呟く。「— ぐっ。反乱軍か?」
問題点: 反乱軍でも厳密には間違いではないが、恐らくこの文脈ではカオス・インサージェンシーを指す。“制吐剤部門”と同様、SCP創作特有の用語をよく調べていない可能性が高い。
原文: O5-5 tries not to let the surprise show, but Adelaide catches it. Just a little twitch of one pale, well-plucked eyebrow. "So you're aware."
"That this world is about to end? Yeah. I'm 'aware'. Think we can have a nice, civil little chat about it, now?"
元訳: O5-5は驚きを見せまいとするが、アデレードはそれに気づく。青白く整った片方の眉を少しピクピクと動かすだけだ。「だから、あなたは知っている。」
「この世界が終焉へ向かっていることに?ええ、『認識』しています。それについて、楽しく、ちゃんとしたおしゃべりをしませんか?」
問題点:
- 開口一番の“So”を“だから”と訳すのはやや不自然。直前の言葉を受けての返事なので「じゃあ、気付いているんですね」程度が無難か。
- アデレードはO5-5の言葉をオウム返ししているので、言い回しが完全に変化するのは不自然。
原文: "We had a project back in 2005. Temporal displacement matrix wired into the central nervous system. Lets you overwrite your past-self with your present-self. You know that it's effectively a death-sentence, don't you? Every time you 'leap' back to a previous state, you're —"
元訳: 「2005年、私たちはあるプロジェクトを行っていた。時間変位の発生源を中枢神経系に配線し、過去の自分を現在の自分に上書きすることができる。それは事実上、死の宣告に等しいと知ってるよね?以前の状態に戻るたびに —」
問題点: “過去の自分に現在の自分を上書きする”を誤訳。
Office of Exoversal Intelligence.
エクスオーバーサルインテリジェンスオフィス
このTaleが初出と思われる言葉ですが、カナ転写では言葉の意味が通じにくいのではないかと私もまた思います。アデレードの任務内容や語感から訳すに外越宇宙諜報局といった感じでしょうか。
Addie shrugs. "Technically, all words are made-up." She nudges the barrel a little closer. "You really wanna debate etymology with the lady pointing a gun at your head?"
アディは肩をすくめる。「厳密には、すべての言葉は、作り物よ。」老婆は銃身を少し近づけた。「あなたの頭に銃を突きつけている女と語源を議論したい?」
She nudges~の主語の取り違え。ここにおけるsheはアディを指している。意訳として老婆を主語にしたい場合は老婆に銃身をを~とするべきではないだろうか。
"You're from a Foundation agency in an adjacent universe that investigates universes where we failed." She doesn't sound angry.
「あなたは隣の宇宙の財団の人間で我々が失敗してしまった宇宙を調査している。」怒ってわいなさそうだ。
誤字、怒ってはいなさそうだ、と思われる。
"Who are you and how did you get down here?"
「あなたは誰だ?どうやって降りてきた?」
意訳の範疇化も迷いましたが、hereとついているので、hereを訳出するべきなのではないかと思います。
She rushes him just as he pivots and takes aim.
彼が旋回し、狙いを定めた瞬間、彼女は彼に突進する。
pivotsは人に使用するときは方向転換の比喩表現に使うようなので、旋回するかのように向きを変えたなど比喩のニュアンスをとってもいいのではないかと思います。
Adelaide drops the first two and charges for the third, popping him a few times along the way. When she feels her shoulder hit his chest, she realizes why the bullets didn't work: Some sort of body-armor. So, she tackles him to the floor, smashes his nose in with the butt of her pistol, then finishes him off with two to the face.
アデレードは最初の2丁を撃ち落とし、3丁目を狙うが、途中で何度か弾かれる。肩が胸に当たった感触で、なぜ弾丸が効かなかったのかがわかる。ある種のボディーアーマーだ。そこで、彼女は彼を床に押し倒し、拳銃の持ち手で彼の鼻を叩き、顔面に2発撃って仕留めた。
こちら、私も自身がないのですがdropされたのは最初の二人という訳になるのではないでしょうか。この次の反復でO5-5が部下を殺されたと話していたり、拳銃だけを撃ち落としたところで再び装備されてしまえば意味がありません。従ってthirdも三人目(の財団エージェント)という訳になるのではないか、と思います。その為、dropは撃ち倒すといった意味で使われているのではないかと。
Rinse and repeat.
すすいで、繰り返している。
こちらなのですが、rinse and repeatで繰り返す、という意味で使われているようです。rinseは訳出されないようです。
"Make me trust you. And I'll tell you a pass-code you can use on your next iteration to convince me to believe you immediately."
「私を信用させなさい。そしたら次の反復で使えるパスコードを教える。」
to convince以降が訳抜けしています。
なお、このTaleはTale一覧に記載された痕跡が見つかりませんでした。よって未記載であった可能性が高いです。
http://scp-jp.wikidot.com/author:nebula2700
nebula2700さんの著者ページにおいて、自作画像として掲載されていた画像がUniverse Sandboxを使用した画像ではないかとの連絡があったため指摘しました。その後、Universe Sandboxの画像であると認めたため、画像がライセンス適合か確認を求めました。現在は画像は取り下げられています。